7日間くらい休んで他人との接触を最小限にする生活をしていると ようやく自分自身というものが戻ってくるような気がする。 澱みたいなものかな。 うまくいい言葉として表現できないんだけど。 日頃、水の中を漂っている心の中の物体が 「わたし」なんだけれど よそからの刺激にかき乱されずにいると だんだんとその物体たちが沈殿していく。 だいたいは普段水の流れは疾い。 洗濯機の中の水みたいだ。 でもじっと一人でいる時間を長く保てると その水の流れがひどく穏やかになって ときに流れ自体がほとんどなくなるような気もする。 そうすると水の中の「わたし」は沈殿していく。 すっと底に溜まっていく。 そうすると普段、水の中の上の方流れに煽られて 「これがわたしです」ってひどく自己主張する人たちの塊が どんどんと底に溜まっていって、うるさくなくなって 普段、底の方でじっとしていることが多い 「そこのほうのわたしと」合