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第13回 データグラム通信を実現するUDPプロトコル
前回までは、IPプロトコルやICMPプロトコルについて解説した。今回からは、いよいよTCP/IPプロトコルの... 前回までは、IPプロトコルやICMPプロトコルについて解説した。今回からは、いよいよTCP/IPプロトコルの核心である、TCPやUDPについてみていく。TCP/IPでは、セッション指向の通信方式とデータグラム指向の通信方式の両方をサポートしているが、まずは単純で理解しやすいプロトコルであるUDPについて解説する。 UDP(User Datagram Protocol)とは、TCP/IPにおける、データグラム通信を実現するためのトランスポート層プロトコルである。TCPが、セッション指向で信頼性の高い通信機能を提供しているの対し、UDPでは「信頼性はない」ながらも(「信頼性がない」の意味については後述)、軽量で高速なプロトコルを目指して設計されている。具体的には、下位のネットワーク層であるIPプロトコルをほとんどそのまま利用したプロトコルになっており、その機能も特徴も、IPプロトコルとほぼ同じ
2011/11/30 リンク