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蔡萬植『太平天下』 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう
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蔡萬植『太平天下』 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう
太平天下 (朝鮮近代文学選集) 作者: 蔡萬植,布袋敏博,熊木勉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/03/01... 太平天下 (朝鮮近代文学選集) 作者: 蔡萬植,布袋敏博,熊木勉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/03/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る 長編「太平天下」と短編「レディメイド人生」「民族の罪人」を収める。舞台は日本占領下、太平洋戦争前夜のソウル。故郷で財をつくってソウルに移り住んだ尹斗燮一家。尹斗燮は高利貸しをして財を増やしつつ、嫁や孫嫁たちと吝嗇な生活をし、一方すでに家を離れた息子尹昌植や孫の鐘秀は、斗燮にたかって遊蕩三昧。だがそこへ、東京で学んでいる孫の鐘学について知らせが届く。 主役の尹斗燮は方言まるだし、地の文はパンソリ(語り物)調の饒舌体で書かれているらしい。この翻訳では尹斗燮の言葉は関西弁、地の文は講談調になっている。割注脚注だらけ(風俗描写が細かいため注の参照は不可欠)のまじめな翻訳文学っぽい体裁と、文体とのギャップが