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森崎東『ペコロスの母へ会いに行く』 - 青春ゾンビ
89歳の認知症の母とその息子を主軸とした作品だが、福祉問題などにメスを入れた社会派作品などではない... 89歳の認知症の母とその息子を主軸とした作品だが、福祉問題などにメスを入れた社会派作品などではない。人違いだとかオレオレ詐欺だとか”変容”を主軸においた見事なギャグが冴え渡る上質な喜劇であり、涙を絞り取るような生命賛歌だ。息子(岩松了)がホームに預けた認知症の母(赤木春恵)に会いに行くと、母は息子の事がわからず、「こん盗っ人がぁ!」となじる。しかし、岩松了が帽子を取り、その見事に禿げ上がった頭をさらせば、「なんだ、雄一かぁ」とパッと笑顔になり、頭を撫で回す。過ぎ去った時間が“ハゲ頭”に託され、その感触だけが母と息子を繋ぐ確かさとなっている。 ボケるとも悪か事ばかりじゃなかかもしれん という岡野雄一が作品に託した想いと 記憶は愛だ という森崎東の信念がこの映画の運動を支えているように思う。ボケ始めた母は、現実と記憶が混在した反復の中で、ゆっくりと自身のこれまでの歩みをなぞっていく。カメラが何