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五千起去 - Wikipedia
五千起去(ごせん・きこ、ききょ)とは、仏が『法華経』を説こうとした時、5000人の増上慢の人たちが、... 五千起去(ごせん・きこ、ききょ)とは、仏が『法華経』を説こうとした時、5000人の増上慢の人たちが、聞こうとせずに立って去ったことをいう。「五千上慢」(ごせんじょうまん)ともいう。 『法華経』「方便品第二」において、釈尊が大事な教えを説こうとした時、その会座にいた5000人の四衆(比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷、すなわち男女の出家・在家修行者たち)が、すでに妙果(悟り)を得ていると自惚れていたために聞こうとせずに起立して去ったことを「五千起去」、「五千上慢」などという。 『法華経』「方便品第二」に、 「この語(ご、言葉)を説きたもう時、会の中に比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷の五千人等ありて、即ち座より起ちて仏を礼して退けり。所以(ゆえん)は如何。この輩(ともがら)は罪の根深重、及び増上慢にして、未だ得ざるを得たと謂(おも)い、未だ証せざるを証せりと謂えり。かくの如き失(とが)あり。ここを以って