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講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見7』 - Sound and Fury.::メルの本棚。
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講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見7』 - Sound and Fury.::メルの本棚。
◆講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見7 故郷と異郷の幻影』講談社文芸文庫、2001年12月 第7巻のテー... ◆講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見7 故郷と異郷の幻影』講談社文芸文庫、2001年12月 第7巻のテーマは、「故郷」。この巻の解説を書いた川村湊によると、1930年代は「故郷回帰」ブームだったという(p.305)。国内では都市化の進行があるし、国外に目を向ければ、植民地の拡大に伴い海外へ旅立つ人も増えた。こうした背景が、日本人に「故郷」としの「日本」を強く意識させる結果につながった。 この巻を通読して感じたのは、人が「故郷」や「異郷」を意識するのは何と言って「言語」の違いを感じた時なのだなということだ。言葉のズレが、故郷という幻想を、物語を生み出すのだろうと。それはなにも外国語の問題だけではなく、方言による差異も重要なのだ。「故郷」を問題にするとき、その物語をどの言葉を用いて書くのかということが作家にとって大きな問題となるにちがいない。どの言葉を選択するかによって、「故郷」と作家の関係