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「なぜ私が不合格になったのか」――医学部不正入試、被害女性の苦悩と闘い(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
2018年8月、東京医大は内部調査委員会の報告書を受けて記者会見を行った。同大の行岡常務理事(左)と宮... 2018年8月、東京医大は内部調査委員会の報告書を受けて記者会見を行った。同大の行岡常務理事(左)と宮沢学長職務代理(ともに肩書は当時。写真:ロイター/アフロ) 三浦さんは、東日本のある大学の医学部3年生だ。コロナ禍で遠隔授業になったりしたが、充実した毎日を送っている。しかし、のどに刺さった小骨のような引っかかりが、今も抜けずにいる。 2018年8月、東京医科大学が同年2月の入試で、受験生に説明なく、女性や多浪生の得点を一律に低く調整していたと報じられた。三浦さんはそれを聞いて動揺した。まさにその年に同大を受験して、不合格になっていたからだ。 三浦さんは社会人を経験しての受験生、いわゆる「再受験生」だった。2014年に医療系の大学を卒業していったん就職。2年後に退職し、医学部を目指して受験勉強を始めた。 1年目の2017年は国公立大学を受けて不合格。2年目は絶対に受かりたいと思い、私立も視
2021/04/07 リンク