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古本夜話663 光の書房と上田光雄 - 出版・読書メモランダム
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古本夜話663 光の書房と上田光雄 - 出版・読書メモランダム
前回、「興亜全書」の一冊である『アラビア思想史』の戦後改訂版『イスラーム思想史』に神秘主義(スー... 前回、「興亜全書」の一冊である『アラビア思想史』の戦後改訂版『イスラーム思想史』に神秘主義(スーフィズム)が加えられたことを既述しておいた。しかしこれが戦後に書かれた「アラビア哲学」という論文に基づくもので、光の書房の「世界哲学講座」第五巻に掲載されたという井筒の「後記」での言及にはふれてこなかった。 この「世界哲学講座」を例によって『全集叢書総覧新訂版』で確認してみると、確かに昭和二十三年に全五巻が刊行されていた。そして平成二年に中央公論社から『井筒俊彦著作集』が刊行され、その第一巻『神秘哲学』を手にするに及んだ。そこに昭和五十三年に人文書院から二冊本で刊行の『神秘哲学』の第一部が、その書影も含めて掲載され、同二十四年に光の書房から出版されていたことを知った。そしてさらにこれが戦前の慶應義塾大学の「ギリシア神秘思想史」講義ノートによっていて、同教授松本信弘の慫慂に励まされ、新たな構想の下