一週間以上前、15日の朝日に載っていた記事が衝撃的だった。例の「限界にっぽん」シリーズの第4部となる。これまでにマクドナルドで夜を過ごす失業者たちをレポートした「マクド難民」、パナソニックやシャープでのリストラ対象者を一日中閉じ込める「追い出し部屋」など、その都度社会的反響を引き起こした特集記事である。 今回のレポートはアマゾンの巨大流通倉庫で契約社員、派遣、パートと一緒に日々ピッキング作業に従事することを余技なくされた日通のリストラ対象の中間管理職たちだ。記録のため全文引用する。 (限界にっぽん)第4部・続「追い出し部屋」:2 「自分が機械になった気分」 ■日通管理職の「アマゾン行き」 商品棚の海、探す「注文」 「いつまで、こんな作業を繰り返すのだろう」 蒸し暑い巨大倉庫の中で40代の男性は、本やおもちゃを入れたカートを押しながら、ぼんやりと考える。インターネット通販の世界大手、アマゾン