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第9回 UMLベース開発プロセスの流れ
今回は、エンタープライズ・システム開発の中でUMLをどのように活用しているのかについて、概要を説明し... 今回は、エンタープライズ・システム開発の中でUMLをどのように活用しているのかについて、概要を説明していきます。説明の中では、順平君という架空のエンジニアの経験を通して、単純だった昔のソフトウェア開発の時代から、近代的なエンタープライズ・システム開発の時代まで、エンジニアとして経験していく道のりをたどりながら、その中でUMLモデルがどのような局面で効果的な活用がなされるのか説明していきます。 順平君の開発体験記 ステップ1:プログラムする前に設計が必要だと気付く プログラムが単純だった古き良き時代には、順平君は、気が付いたアイデアからいきなりプログラムを書くことがほとんどでした。順平君が作ったプログラムを説明する資料などは1つも作らず、とにかく試行錯誤の中からプログラムを作成していました。 あるとき、上司が順平君の仕事を見ていて、「おいおい君、プログラムはしっかり設計してから書くものだよ」