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捜査幹部「無罪、何かの間違い」、一審裁判員「無力感」:朝日新聞デジタル
東京高裁がオウム真理教元信徒・菊地直子被告(43)に言い渡したのは、逆転無罪だった。弁護人は判決... 東京高裁がオウム真理教元信徒・菊地直子被告(43)に言い渡したのは、逆転無罪だった。弁護人は判決を評価したが、事件の被害者や一審で有罪を導いた裁判員からは戸惑いの声も聞かれた。 3年半前の逮捕当時に捜査を担当した警視庁幹部は、無罪判決に「何かの間違いだ、と思った」と驚いた。 菊地元信徒をめぐっては、地下鉄サリン事件や都庁郵便小包爆発事件に関わったとして、警視庁が殺人などの容疑で逮捕状を取り、95年5月に警察庁が特別手配した。 菊地元信徒は逃亡生活を経て、2012年6月に、地下鉄サリン事件で殺人などの容疑で逮捕。その後、猛毒の化学剤VXを使った事件で殺人などの容疑で再逮捕され、さらに都庁事件で殺人未遂と爆発物取締罰則違反容疑で再逮捕された。起訴されたのは、都庁事件での殺人未遂と爆発物取締罰則違反のそれぞれ幇助(ほうじょ)罪だけだった。 この幹部は「逮捕状を取った当時は、オウム信者を微罪でも捕
2015/11/28 リンク