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『かぐや姫の物語』を観た。強い衝撃を受けた。昔話のあらすじそのままでありながら、昔話ではなかった。これは、あきらかに現代を生きる女の話だった。震えた。 思春期を迎える頃に、かぐや姫は生まれ育った山を離れ、都へと連れていかれる。この時点でいくつかの喪失がある。子供時代の喪失。野山を駆け巡る生活の喪失。遊び仲間の喪失。姫は、このときまだ自分が何を失ったのか理解していないが、「子供時代の喪失」は、女にとって、人間性を一度失うことと同じである。女にとって、大人になるということは、ただ子供から大人になるということではない。大人ではなく、「女」になれ、という周囲からの強制が必ず働く。ただ自分の意志で好きなことをし、気持ちをそのままに表現できた子供時代を失い、人目を気にして誰から見られても恥ずかしくない「女」になれと強いられるのは、自分自身を捨てろと言われているのに等しい。都に移り住んだ姫は、走り回るこ
「かぐや姫の物語」を観た感想文二つ目。 前エントリー⇒『かぐや姫の物語』を観て - Ust's Diary 原作との比較―かぐや姫は「高貴な女性」か? 原作の「竹取物語」は映画を観る前に読みかえしておきました。 そこで感じたのが、高畑監督は非常に原作に忠実に作っているなということ。原作の枠からははみ出さず、それをより深く掘り下げてる印象です。 原作を読んだ時のかぐや姫の印象(人物像)は「美しく芯の強い、はっきりした女性」のみでしたが、映画のかぐや姫は「自由闊達でユーモアあふれる元気いっぱいな少女」と「美しく芯の強い女性」の両面が描かれています。野山をはだしで駆け回ったり、泥だらけになって悪ガキたちと遊ぶ姿というのは、原作をさらっと読んだ限りじゃ見えてこない。見えてこないから原作とはまた違うかぐや姫なのかなと最初は思いましたが、よく考えるとこれこそ、本当の意味で原作に忠実なかぐや姫なんじゃな
かぐや姫の物語 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日: 2014/12/03メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (11件) を見るかぐや姫の物語 [DVD] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日: 2014/12/03メディア: DVDこの商品を含むブログ (8件) を見る スタジオジブリ・高畑勲監督の「かぐや姫の物語」を観てきました。 感想書きます。ネタバレはありってことにしておきます。 総評 とてもよかったです。期待以上でした。 僕の中の映画の良し悪しを決める基準は、観終った後にどれだけ自分の心に突き刺さるものがあるか、です。 「かぐや姫の物語」観た。徹底的に残酷な物語。高畑監督は観に来た人を全員欝にして帰す気か。— ゆーすと (@ust411) November 23, 2013 上は観終わった直
『借りぐらしのアリエッティ』は、私が観てきた実写映画、アニメーションを含めた作品群の中でも、最低最悪の位置に属するであろう、思い出すのも汚らわしく感じる、こうして『借りぐらし…という文字をタイプするだけで、いくらか具合が悪くなるほどの、忌むべき劣悪な作品であると思っている。 こんなに退屈な思いをしたのは、桃井かおり監督作品を観ているときと、親戚の自慢話を聞いている時間以来だった。 もはや映画の内容を判断するとかしないとかのレベルではなく、同じ時間トイレに監禁された方が幾分マシと思えた程だが、それでも私が公開当時、劇場で退席しなかったのは、この作品を、意地でも観たのだ、という既成事実を作るため、もうその一点しかなかった。 これを聞いて、「え?そうかな?そんなにひどいかな?」と感じる人もいるかもしれない。実際、ネットを中心とした反応では、あの『ゲド戦記』と比較すれば、はるかに穏当なものであり、
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