シャープの新しい複合機。読み取ったデータを手元の情報端末などで確認できる=東京都内 シャープは、インターネットを介して情報処理サービスを提供する「クラウドコンピューティング」事業に本格参入する方針を明らかにした。ビジネス向けに来春にも複合機とスマートフォンや情報端末を連係させ、複合機で読み取った資料をどの機器でも閲覧可能にする。 コピー、ファクス、スキャナー、プリンターの機能を1台に備えたデジタルカラー複合機の新製品発表会を東京で開いて表明した。新製品は、10.1インチのタッチパネル式液晶パネルを搭載した3機種。12月16日に発売し、来春からこの複合機を核に、クラウドサービスを展開する。 シャープが運営するデータセンターに、見積書や図表など複合機で読み取った資料のほか、パソコン、スマートフォン、12月発売の情報端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」で作ったデータを保存。どの機器でも