大災害が起こったときに軍隊や自衛隊が活用されるのは、いったい何故でしょうか? 軍隊や自衛隊のいかなる点が、災害時に役に立つのでしょう。他の組織ではいけないのでしょうか。 【この記事は新ブログへ移転しました】
冒頭から噛み合わない議論ですね・・・ 昨年の12月21日に書いた記事「なぜ普天間基地移設先は沖縄県内でなければならないのか」への反論がありましたので対応したいと思います。 ただ、私の書いた記事に言及して反論を行うなら、トラックバックで通知するなりメールで連絡するなりして欲しいのですが・・・こちらが気付くのが遅れますので。 それでは相手方の主張を3つに分けて再反論を行っていきます。先ずは「米海兵隊の戦略と沖縄」編です。 普天間基地県内移設に合理性は皆無 - モジモジ君の日記。みたいな。米海兵隊の戦略と沖縄 マジレスすると、海兵隊にとって重要なことはヘリや支援戦闘機、揚陸艦、上陸部隊が一体となって行動できること。その意味で言えば、佐世保の揚陸艦艇、岩国の支援戦闘機などと一体運用するためには、民間の飛行機がほとんど使ってない佐賀空港あたりにでもヘリ部隊を移し、付近に上陸する地上部隊の駐屯地を作る
軍隊のない国家―27の国々と人びとposted with amazlet at 09.12.30前田 朗 日本評論社 売り上げランキング: 226231 Amazon.co.jp で詳細を見る 年の初めの書初めは、いろはの”い”から参ります。「軍隊のない国家」についてです。 私たち日本人は軍隊を放棄すると憲法に書きながら、軍隊ではない自衛隊をもって自らを守っています。それでも軍隊のない国家への憧れは根強いようです。昔は「非武装中立論」があり、今でも「無防備都市宣言」活動があります。 世界に目を向ければ、意外と多く、本当に軍隊を持たない国家が実在します。それらの国は非武装、無防備で、しかも誰に侵略されるでもなく平和を保っています。これはどういうことでしょう。本当は軍隊なんていらないのでしょうか。いったい何故、「軍隊のない国家」は平和でいられるのでしょうか? 軍隊のない国家」は意外と多い 今回
普天間基地移設先は沖縄県内でなければならない理由・・・それは、地政学などといった御大層な代物を持ち出すまでもありません。事は単純に「ヘリコプターの航続距離の関係」だからです。 米海兵隊の大型強襲ヘリコプターCH-53E「スーパースタリオン」は2000kmのフェリー航続距離を持ち、戦闘時にはその半分1000km以下の航続距離となります。戦闘行動半径は500km以下、装備状態にもよりますが300~500kmぐらいです。 それでは先ず台湾海峡有事を想定してみましょう。この際に日本政府は有事法を発動し、真っ先に下地島空港を接収、在日米軍に引き渡します。そして普天間基地の米海兵隊ヘリコプター部隊は、戦況次第で急ぐ必要がある場合は、強襲揚陸艦の到着を待たずに普天間基地から飛び立ち、台湾の首都・台北に直接ヘリボーン降下し、米軍による直接介入を果たします。そして帰りは下地島空港に降りて、燃料を補給して普天
関門海峡の事故で海上自衛隊の護衛艦「くらま」に落ち度が無いと判明した後に、事故原因を門司港管制側に擦り付けようとする動きもありましたが、今度は韓国コンテナ船「カリナスター」の異常操舵が明らかになりました。 海自護衛艦衝突:韓国船、関門橋の真下で急旋回 - 毎日新聞海上自衛隊の護衛艦「くらま」(5200トン)と韓国船籍のコンテナ船「カリナスター」(7401トン)が関門海峡で衝突した事故で、カリナスターは関門橋の真下付近で進行方向に向かって左(山口県下関市側)へ急旋回し、衝突時はくらまの航路にほぼ直角に交わる方向を向いていたことが、第7管区海上保安本部の調べで分かった。くらまと衝突していなければ、座礁したか下関側の岸壁にぶつかっていた可能性があった。7管はカリナスターに操縦ミスがあった可能性もあるとみて、捜査している。 コンテナ船、大きく急旋回=「追い越しとは考えられない」-事故直前、追突回避
(報道に供するため、NHKの映像から画像をお借りしました。問題があればご連絡ください。) Google Earthで、NHKのカメラが設置されているポイントからの景色を作り、NHKの映像を合成し、火柱が映っているところにパス(縦の直線)を引く。 パスの交点が衝突推定場所である。 少なくとも、護衛艦「くらま」は右側航行義務を守っているということがわかる。 -- 追記 わかりにくいかもしれないので、正しい航路を追記。 -- さらに追記 しつこいけど解説を追加。 -- 報道の中立性に関するお詫び (2009/10/29 17:20) 上記の『少なくとも、護衛艦「くらま」は右側航行義務を守っているということがわかる。』という表現、および、kurama_fire_GoogleEarth_5.jpg中の『逸れた!?』という表現は、記事を掲載した時点では、著者ばばたかの個人的な意見でした。個人的な意見を
コンテナ船カリナスターの船体右側には衝突で炎上したあとが見られた=28日午前8時51分、関門海峡、本社ヘリから、長沢幹城撮影 福岡と山口の県境にある関門海峡で27日に起きた海上自衛隊の護衛艦「くらま」と韓国船籍のコンテナ船との衝突事故で、コンテナ船の韓国人船長(44)が28日、朝日新聞の取材に対し、「前にいた船のスピードが遅く、追い越そうと左にかじを切ったら、(自衛隊の)船が来た」と語った。第7管区海上保安本部も同様の情報を把握。コンテナ船の無理な追い越しが事故につながった可能性があるとみて、業務上過失往来危険の疑いで同日、それぞれの船の現場検証を始めた。乗組員から事情を聴くなどして事故原因の究明を進める。 コンテナ船の船長は28日朝、「前の船が、スピードが遅かった。前の船をよけようと追い越した」と追い越した理由を話した。 一方、コンテナ船を運航する東暎海運(ソウル)の担当者は朝
陸自の90式戦車(朝霞広報センター) 「戦車不要論」というものがあります。「陸上自衛隊が戦車なんか保有するのはムダだ」というような意見です。結論から言えば、これは余りに無茶な考えです。 ですがこれを批判するのはなかなか大変です。「なぜ1+1=2なの?」というような単純な疑問ほど、きちんと答えようとすると難しいのと同じです。「なぜ日本に戦車が必要なの?」もあまりに素朴な疑問すぎて、本気で答えようとすると大変です。 ですが逆に考えればこれはメリットです。「なぜ日本に戦車が必要なの?」という単純素朴な問いに答えることで、日本の防衛戦略といった大局から、戦車の特徴といった細かい点まで、通して説明することができるからです。いささか大変ではありますが、これから数回の連載を通してこれにチャレンジしてみたく思います。 part1の今回は戦車不要論の概説と、「そもそも戦車って何じゃ?」という点についてです。
は~い、この文字注目~! 「戦闘糧食晩餐会2007 レーションを食べて死んだ人はいない。」 むむ、レーション、つまり「ミリメシ」ですな。刺激的な文言もなにやら面白そうなイベントではありませんか。ということで、主催の東京キャロルへ連絡を取り、ASCII.jpミリタリー特別取材班として参加することに。さてさて今回はどんな取材になることやら…… そもそも戦闘糧食とかレーションってナニ? 戦闘糧食とは、米軍ではMRE(Meal, Ready-to-Eat)、あるいはレーションなどと呼ばれている。ひと言で言えば、兵士が作戦行動中に食べる食糧のことだ。例えば自衛隊だと、基地や駐屯地、護衛艦などにはきちんとした食堂があり、調理した温かい食事を取ることが出来る。しかし、数日間以上にも渡る野外での長期作戦行動などの場合は、全行程で弁当持参という訳にもいかず、どのような状況でも持ち運びやすく簡便かつ衛生的に、
boing boing からですが、第二次世界大戦中の1944年に米国のOSS(戦略諜報局)が作成した「サボタージュ・マニュアル」なるものが存在しているのだそうです。当然敵地での話ですが(自国でやったら大変)、仕事の進みを遅らせるように人々をトレーニングするためのマニュアルとのこと。その内容が掲載されているのですが、なかなか面白いです: ■ Sabotage manual from 1944 advises acting like an average 2008 manager (boing boing) 意訳込みでてきとーに訳してみると、こんな感じ: 何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。 「スピーチ」を行え。できる限り頻繁に、長い話をすること。長い逸話や自分の経験を持ちだして、主張のポイントを解説せよ。「愛国的」な主張をち
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く