【シンガポール=吉村英輝】マレーシアのヒシャムディン運輸相代行は19日の記者会見で、消息を絶ったマレーシア航空機のザハリエ機長の自宅から押収したフライト・シミュレーターを調べた結果、いくつかのデータが消し去られていることを明らかにした。内外の専門家に依頼し、消去された記録の復元を進めているという。 地元メディアによると、押収したシミュレーター用パソコンからは、インド洋にあるディエゴガルシア島の米軍基地飛行場の滑走路データなども見つかった。不明機はインド洋南部まで到達していた可能性があり、オーストラリアなどが捜索している。