ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ BluetoothやUSB Type-Cにも対応、さらなる進化を遂げた最高峰のキーボード~PFU「HHKB Professional HYBRID Type-S」レビュー 2020年07月28日 TEXT:山口真弘(ITライター) かつては1万円や2万円が当たり前だったPC用のキーボードも、この四半世紀で低価格化が進み、いまや店頭でフルキーボードを購入するにも、1,000~2,000円あれば十分です。もっともそれらのキーボードは、かつて高級品だったキーボードを知るユーザーから見ると、キータッチなどに不満があることも少なくありません。 かつての古き良き時代のキーボードの重厚な打鍵感を継承しつつ、BluetoothやUSB Type-Cなど最新のテクノロジに対応させたのが、PFUのHHKBこと「Happy Hacking Keyboard」です。今回
遊舎工房の実店舗は、末広町駅から歩いて5分程度の場所にある。向かいには電子パーツショップのaitendoがあり、自作キーボードなど電子工作好きにとってはおなじみ(?)の場所だ。 開店は同日の午前10時からで、記者が午前9時40分ごろに店舗前に向かった時点では前に6人の開店待機列ができていた。 開店すると、記者を含めて15~20人が店頭に詰めかけ、思い思いのパーツやキットを購入。記者はその後午後3時半まで店舗(工作スペース)に滞在していたが、客足は途切れることなく、混雑が続く状況だった。 同社代表取締役の倉内誠氏は、「開店日とはいえ、予想以上の反響だ」とうれしい悲鳴を上げる。 「これまで通販で販売していた感触や、『天キー』(自作キーボード好きが集まったイベント)での感触とも異なる。購入を検討するキーキャップやキースイッチを実際に見たり触ったりして吟味できることが店舗の強み。ここに潜在的な需要
お分かりでしょうか。 皆さんはPC用の「キーボード」を何台持っていますか? 私の家には今、10台以上あります。 なぜ妻にこのようなツイートをされるまで、キーボードやそれに関連するグッズを買い求めるようになったのか。 この記事では、これまで私が使ってきたキーボードについて、そのときの心境を交えつつ振り返ってみようと思います。 キーボードは「キースイッチ」によって違いがある まず「キーボードごとの違いって何?」という方のために、キーボード選びにおいて大切な「キースイッチ」の種類について、私が実際に触れてみた打鍵感とともに紹介します。 メンブレン 一番ポピュラーな方式のスイッチ。「ペタペタ」とした打鍵感。 メカニカル 機械式のスイッチ。種類はいろいろあるが「カシャコン」とした打鍵感が特徴で、ゲーム用のキーボードに多い。確実な操作性が売り。 光学 無接点。最近、ゲーム系のキーボードで採用され始めた
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アルファベット編 まずアルファベットのキー配列について説明しましょう。パソコンのアルファベットのキー配列は、タイプライターという機械が元になっています。英文タイプライターを作ったのは、アメリカのChristopher Latham Sholesという人で、1870年の時点ではABC順を少し改良したキー配列だったと考えられます。前半のABCDEFGHIJKLMを左から右に、後半のNOPQRSTUVWXYZを右から左に並べて、そこからAEIOUYの母音を上の段に取りだしたのが、このキー配列です。この時点のタイプライターは、大文字と数字と4種類の記号が打てるものでした。キーの数は38個でした(図1参照)。 図1: 1870年9月時点のキー配列(推定) Sholesの後ろ盾だったJames Densmoreは、このタイプライターを、シカゴのEdward Payson Porterが経営する電信学校
スマホやタブレットユーザーがPCユーザー人口を上回っていても、長文入力には物理キーボードを使うという人がいるだろう。 いわばキーボードは人間の手の延長にあるデバイスなのだ。ゆえにキーボードには強いこだわりを持つ人がいる。そしてその中にはまだ見ぬ“Endgame(究極の)キーボード”を求めて日々キーボードショップ(あるのか?)をさまよい続けるのだ。 しかし、Endgameキーボードが簡単に見つからない場合も珍しくない。キーの配列が、デザインが、タイピングの感触が気に入らないなど、既成のキーボードに不満を感じる人も多いのだ。 近年、海外のサイトgeekhackやredditなどでキーボードを自作するマニアが増えており、その波が日本にも到来した。 キーボードを自作するための知識がない人もいるだろう。そんな“キーボー道”の門を叩き、キーボード沼の深淵へと誘うための知識を紹介するのがこの企画。キーボ
最終兵器「TEX Yoda II」 初代を買い逃してから早数年、2代目が発表され入手できる日を心待ちにしていたのですが、先日ようやくゲットすることができました。数日使ってみてのレビューです。 ついに最強のトラックポイントを入手した。 pic.twitter.com/79WaHfi6ME— Naoki Takezoe (@takezoen) 2018年3月8日 Massdropで組み立てキットも販売されていましたが、面倒なので以下のサイトから赤軸、バックライトなしの組み立て済みモデルをオーダーしました。到着まで3週間ほどかかりました。また、関税がかかったため受け取り時に支払いが必要でした(送付先を会社にしていたので社で怒られが発生した)。 mechanicalkeyboards.com 触ってみてまず感じたのはトラックポイントの感度が良すぎるということです。スイッチの高さの分、本家Think
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