タイトル*おじさまと猫(2) 著者*桜井海 出版社*スクウェア・エニックス 「今すぐ抱きしめたいと思ったんだ」 ある日、一人の男性が一匹の猫と出会った。 猫など飼ったことのない彼にとって、 その「ふくまる」と名付けた猫との日々は驚きと、 そして喜びの連続だった。それはふくまるにとっても同様で。 手探りで進む二人の日常は、 止まっていた男性の時間をゆっくり動かしてゆく…。 これは誰かに愛されたかった猫と おじさまの、心温まる日々を紡いだ物語。 (あらすじより)
『ヒトの欲にはキリがない。かたや、猫に限らず、動物は足ることを知っています』―『吾輩はまるである』 「唯脳論」を読んだのは何時のことだったか。全ては脳の機能に帰結するという考えかと思いきや、あくまで脳を意識などに直結する機能を持つ身体として捉え、ホムンクルス的なものとして位置付けないというのが新鮮だったように思う。その後の著作も含めて著者には「考える」ということはどういうことなのかを随分と示唆されたように勝手に思っている。 『今は極端で、なんでも言葉にしようとする世の中ですよね。言葉にすると変わらないものになるから。情報化社会ってそういうことです。変わらないもので埋め尽くしていく。そうすると意外にわからなくなるのは、生きているとはどういうことかということなんですね』―『日本語は「悪魔のコトバ」』 時に養老孟司の言葉は紋切り型に響き、結論に辿り着くまでの細かな論理展開を省略するあまり乱暴に聞
<目次> 第1章 水の力、太古からの流れ~中野区弥生町 第2章 地下に現れた「神殿」と「測量の人」~善福寺川 第3章 幻の土手とののどかな風景~神田川を東中野付近から下流へ 第4章 暗渠の魅力と洪水対策のグラウンド~妙正寺川① 第5章 文豪の暮らしと「気の毒」が募る寺~妙正寺川② 第6章 土地はどのようにして人を受け入れるのか~日暮里崖線 第7章 発展する都市が目を背けた川~渋谷川 第8章 崖から一路、コンクリへ~国分寺崖線 第9章 人工河川の魅力~小名木川 第10章 映画の聖地と縄文海進~四谷・鮫河橋谷 第11章 湿った土地に集う人々~四谷・荒木町 第12章 意識にのぼらない、しかし長い~石神井川 <内容> 白黒の写真を撮る写真家の都会の川をめぐるエッセイと地形(地図)の専門家、今尾恵介氏の解説による本。多分に詩的であるが、東京の景色を最近流行りの「地形」から見届
自転車に乗らない人は永遠に乗れない シャッター通りは意外と豊かで、不動産屋さんも持ち主さんも殿様商売であることも。 主人公は地元を離れて東京で働いていたが、実家のお母さんから廃業したいという電話をもらって実家に駆けつける。33歳の男性 瀬戸淳くん。 父が亡くなって5年。親戚や周囲からの後継の圧力から息子を守るために5年母は頑張ってきたがとうとう限界が。母から電話をもらった淳は、廃業の手続きと母の労を労り、元の仕事に戻るつもりで帰省したが、いろんな出来事に巻き込まれる。が、同級生の佐田隆二くんにいろんなことを学びながら地元に戻り地元と共に生きるまでの彼の悩み苦しんだ日々の数々の記録のお話。 帰省時、市役所職員森本にいいくるめられきっぱりと断れず、市役所の仕事を手伝うことになってしまった瀬戸は、補助金で行う地元のイベントの実態を知ることになる。 200万の補助金をもらうために400万の見積書を
作品紹介・あらすじ ●入江亜季『北北西に曇と往け』の特製クリアファイル付き! ハルタ59号でしか手に入らないスペシャルアイテム。ぜひ手に入れてくださいね。 【フェチシズム全開の新連載をお届け!】 ●『ルドルフ・ターキー』の長蔵ヒロコによる新連載「煙と蜜」スタート! 時は大正。軍人と少女、年の離れたふたりの恋物語。 【絶好調の連載陣にも注目】 ●少年ミーツ新体操。リボンを手に可憐に踊る、その雄姿を目に焼き付けて! 黒川裕美『夕凪に舞え、僕のリボン』は第2話を掲載。 ●ついにセンシの過去が明らかに!? 『ダンジョン飯』/天才アニメーターの苦悩を描く『バララッシュ』/奇妙な双子は今日も絶好調『ミギとダリ』 ●【執筆陣一覧】井上きぬ 入江亜季/空木哲生/大窪晶与/大武政夫/大槻一翔/樫木祐人/九井諒子/黒川裕美/近藤聡乃/佐々大河/佐野菜見/設楽清人/柴田康平/長蔵ヒロコ/中村哲也/八十八良/浜田
「読書家への長い長い道のりで思ったこと」が印象的だった。 ジェーン・スーさんの、痒いところに手が届くような、しかも人を傷つけない言葉の表現が大好きだ。 そんなジェーン・スーさんが読書が苦手だなんて意外過ぎる。 文章を書くことは楽しめるけど読書が苦手っていう人もいるんだなぁ。 「対象物に劣等感を持っていると、自分の感覚が信じられなくなる。これは面白いとされているはずだから、面白がっておいた方がいいかな?と、楽しめなくても楽しいフリをしたり、美味しくなくても美味しいと言ったり、はたまた過剰にけなしたり。」(p75) わたしにとって劣等感を持ってしまう対象物は「アート」だった。 昔から美術館は好きだった。 なのに、なんだか美術館を楽しめなくなっていた時期があった。 有名な絵画を見ても、絵よりまず解説文を読み、分かったような気になって絵をじっと見つめる。 有名な作品なんだから、何か感じなければいけ
作品紹介・あらすじ ...現代用語の基礎知識 2019年版にはこんな注目の用語が掲載されています。 ★【カテゴリー1/時事・社会】 働き方改革...公文書改ざん問題...沖縄県知事選挙...加計学園問題...カジノ法案...生産性...高プロ...皇室...南北首脳会議...米朝首脳会議...米中貿易戦争...#MeToo...フィルター・バブル...ダークウェブ...時短ハラスメント...グレイヘア...フラリーマン...GAFA...きょうだいリスク...オウム事件... ★【カテゴリー2/流行・若者】 そだねー...大迫半端ないって...映える...ありよりのあり...インフルエンサー...マジ卍...ダサかっこいい...Tik Tok...eスポーツ...Vチューバー...金足農旋風...全力校歌...ハンパない...日傘男子... ★【カテゴリー3/人物】 大谷翔平...大坂なお
GAFAを深堀するために、この本を手にとった。 題目がGAFAというだけで内容的には、中国の脅威や欧州と中東の危機が日本の今後といった国際情勢よりの話であった。目的のGAFA深堀ではなかったが、これはこれで学ぶことの多い著書となった。 以下、学び ・中国はやはり国家全体で自動運転とかに取り組んでいるので日本などは全然太刀打ちできず、GAFAも米国が全面バックアップしてないので旗色が悪い ・イスラムでも85%のスンニ派(サウジ、シリア、トルコ)、少数のシーア派(イラン、イラク)がある。多数をスンニ派が占めてるシリアだが、少数のシーア派のアサド政権が権力を握っているために内乱が絶えない ・イランに中国、ロシア加担、サウジにアメリカ加担の構図となっている ・トルコはスンニ派のためもともとシリアに対し反アサド、反シーアだったが、国内のクルド武装勢力に米国が加担したため、反米になった ・ドイツなどは
作品紹介・あらすじ 日本語ブームを作った教育学者・齋藤孝が選ぶ、365人の名言集。織田信長や坂本龍馬といった歴史上の偉人から、現代の人気作家、ミュージシャン、アスリートまで、その道をなした人物の発言や歌詞、文章には、いまの時代を生き抜くヒントがたっぷり詰まっています。「一日一言」という日めくり的な手軽さで、あまり読書をしない方に読みやすく、本好きの方も納得の内容です。 1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く