【ニューヨーク=山川一基】米ネット検索最大手グーグルは5日、米交流サイト最大手フェースブックに対し、メールアドレスなど個人情報の一部の提供を遮断する方針を明らかにした。急成長を続けるフェースブックによる情報遮断に対抗する狙いがあるとみられる。 グーグルはこれまでフェースブックに対し、グーグルのメールサービス「Gメール」のアドレス情報を流してきた。このためフェースブックに初めて加わる人でも、Gメールの連絡先情報を活用し、フェースブックをすでに利用している知人を簡単に捜し出すことができた。交流サイトの「命」である連絡網の拡大が簡単にできていた。 しかしグーグルは同日、朝日新聞の取材に対し「フェースブックは情報の袋小路だ。我々は方針を転換した」と述べ、メールアドレス情報の転送を禁じる方針を明らかにした。この結果、フェースブック利用者は連絡網の拡大がこれまでに比べて難しくなる。 フェースブッ
ニューヨークを拠点とする新興企業のdrop.ioは米国時間10月29日、Facebookが同社の資産の大部分を買収したとブログで発表した。drop.ioのサービスは、ドラッグアンドドロップ式のインターフェースを用いて好きな時に非公開でファイルを共有できるもので、電話やファックスを使ったデータ共有という追加オプションもある。 drop.ioの創設者であるSam Lessin氏はフルタイムの従業員としてFacebookに加わる。一方、drop.ioのサービスは閉鎖される予定で、今回もFacebookにメリットをもたらす「買収による雇用」が実現した形だ。Facebookは創設者を主な狙いとして新興企業を買収し、新たに獲得した人材をFacebookにおける新機能の開発や既存機能の改善に役立てている。 drop.ioはブログへの投稿で次のように説明している。「われわれは今後数週間かけて、drop.i
これは興味深い。Facebookは10月上旬、広告ターゲティング技術に磨きをかける特許を出願した。これはFacebookユーザーの友人が興味を示す可能性のある事柄に基づいて広告を行うというものだ。この手法を用いる理由は、Facebookのプロフィールに十分な情報を記載していないユーザーに対し、通常のターゲット広告より的確な広告配信が可能になるということらしい。 Facebookはこの2次ターゲティングを「推論的」と呼んでいる。 「ソーシャルネットワークの会員はプロフィールに、興味のあることその他の個人情報を何もかも記載したりしないことが多い」と、特許出願書類には書かれている。「その結果、ソーシャルネットワークの全会員を対象に、プロフィールに基づく広告ターゲティングを実行できないのが普通だ。つまり、これまでの広告ターゲティング技術では、到達させたいソーシャルネットワークの会員のうち一部に対し
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