定年を過ぎた枯れた風味のおっさんが、一人で飯を食べ、酒を飲む。ただそれだけなのに妙におかしみのある漫画、『野武士のグルメ』二巻が出てたので買ってきたよ! 原作者は『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』でおなじみの久住昌之先生。作画担当の土山しげる先生は、『食キング』、『喰いしん坊!』などのグルメ漫画を手がけています。食を扱う作品のプロがタッグを組んでいるのだから、恐ろしいほど食欲に訴えかける作品に仕上がっています。 『野武士のグルメ』のざっくりとしたあらすじ 『野武士のグルメ』の主人公は60歳の男性、香住武。35年間勤めた会社を定年退職し、時間とお金を自由に使えるようになった彼は、これからは食事にこだわって生きていこうと決意する。 雑誌やテレビの情報に踊らされず、自分の経験と感性を信じて店を選択。そして、好きなものを好きなように食べるのだ!そのときは素朴で粗野な武士のように、食と向き合いたい。周