民主党の鳩山元首相は23日、自らのグループ会合であいさつし、大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)の次期衆院選の公約にあたる「船中八策(せんちゅうはっさく)」の骨子について、「一切数値目標が書かれていない。国民も判断しかねるものばかりだ」と批判した。 同時に、「私どもは、細かく数値目標を入れて(マニフェストを)書き上げた。(維新の会は)民主党のマニフェストの教訓を学んでいる」と指摘した。民主党が2009年衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)を巡っては、多くの項目が政権交代後に実現できていないとの批判が出ている。選挙後に自らを縛るような政権公約を作ったことを鳩山氏は内心で後悔しているのではないかと見る向きもある。