自然が作り出すものは神々しく美しい。フィリピンの奥地には自然の妙とも言える見事な鍾乳石があるそうだ。フィリピン人によると「その鍾乳石は誰にも知られていない」という。それを聞いた記者(私)は矢も盾もたまらず、現地へ向かうことにした。 ・伝説の鍾乳石は静かな村にある 鍾乳石がある村はマニラから車で約14時間の場所にある。朝市の露店が立ち並び、子ども達は外で元気に遊ぶ。そんな古き良き昭和のような雰囲気の村だ。 ・いざ鍾乳洞へ! 装備は「手持ちランプ」だけ 日本の場合、立ち入り可能な鍾乳洞は整備されているが、フィリピンの奥地ではそうはいかない。安全面などの配慮は皆無であり、用意されたのは「手で持ち歩くランプ」だけ。まるで映画『グーニーズ』の世界である。 ・どう見ても女性器! 冒険気分にひたっていると、ガイドが突然「この鍾乳石、なにかに似てないか?」と話しかけてきた。指さす方向にあった巨大な鍾乳石は