若年層からの圧倒的な支持を集め、2018年6月に100万DLを達成したコスメアプリ「LIPS」。コスメアイテムの口コミを投稿、閲覧できるSNSのようなサービスで、10代後半から20代前半を中心にコスメファンが集まる一大コミュニティを形成している。サービスを展開する株式会社AppBrewは、2016年に立ち上げられた若い企業だ。すでに5.5億円の資金調達にも成功した。 しかし、LIPSがヒットするまでの間に、何度も事業をピボットさせていたのはあまり知られていない事実だろう。会社の創業からLIPSをリリースする1年間に、5つのサービスを立ち上げ、クローズさせている。 「最速でリリース、失敗だと感じたら速やかに撤退する。意思決定を遅らせるのが一番非効率的です」と語るのは現役東大生でCEOの深澤雄太氏。今回はCPO松井友里氏とともに、ヒットするアイデアの見つけ方、事業におけるスピードの重要性を伺っ