1回の充電で東京―大阪間に相当する500キロメートルを走れるリチウムイオン電池技術の開発が活発だ。積水化学工業の技術は突破のメドがたち、旭化成も近づいた。いずれも既存の電極を使うこ…続き 再エネ効率的に貯蔵、「ナトリウムイオン電池」寿命・容量が増大 [有料会員限定] トヨタの全固体電池 2025~30年EVが化ける [有料会員限定]
ハイパーネットワーク社会研究所が開催したワークショップで19日、千葉大学教育学部准教授の藤川大祐氏が「ケータイ世界の子どもたち――その問題点とは」と題する講演を行い、「学校へのケータイ持ち込み禁止」や「学校裏サイトが危ない」といった議論がいずれも間違ったものであると指摘。携帯電話事業者に対しては、利用者に誤操作があっても安全が確保される「フェールセーフ」の発想で事業を展開すべきと求めた。 ● 「悪いことをしたらバレる」が浸透、子どもの加害行為が陰湿化 藤川氏は冒頭、ケータイを持ち始めた多くの子どもに当てはまる問題として、「生活習慣」への悪影響を指摘。メールの返信に生活時間の多くを費やしたり、友人と合わせなければいけないという「同調圧力」で学校外の生活を支配される子どもが少なくないとした。「メールが届いたら15分で返さなければいけないというようなルールで、食事中やお風呂にケータイを持ち込む子
「プロフ」というケータイやPCで自己紹介ができるサービスが流行っている。プロフの中でも最大のユーザー数を誇る「前略プロフィール」を運営する、楽天の濱野斗百礼氏(執行役員 インフォシーク事業長)と前田靖幸氏(インフォシーク事業部コミュニティ事業部部長)に、プロフでのコミュニケーションについて聞いた。 ユーザーは10代がメイン イラスト:3P3P 「前略プロフィール」は、メールアドレスがあれば誰でも登録できる。写真の掲載、「HN(ハンドルネーム)」「性別」「誕生日」「住んでいるところ」「前世」「世界平和に必要なのは」などの60項目以上の質問に答えていくことで、簡単に自己紹介ページが作れるというサービスだ。2005年に開始されて以来、中高生を中心に爆発的に利用が広がり、最近では多くの企業で同様のサービスが開始されている。 ユーザーの年齢層は17歳が一番多く、15〜19歳までが9割を占める。10代
揺れる、消える……ケータイ漫画の臨場感とは イラスト:3P3P ケータイ漫画の存在は知っていても、実際に読んだことがあるという人は少ないかもしれない。ケータイ漫画は、携帯電話でいつでも気軽に読めるというだけでなく、小さな画面でも迫力が感じられるさまざまな効果があるのがポイントだという。 モバイルコンテンツ制作などを手がけるメディアシークが女子中高生中心に10〜21歳の女性に採ったアンケートによると、ケータイ漫画を利用したことがある割合は31%だった(2007年9月12日〜13日、有効回答数:463人/10〜21歳の女性)。かなり高い利用率だと言えるだろう。では、ユーザーたちはなぜケータイ漫画を読むのか、どういう漫画が好まれるのか。ケータイ向けコミック配信事業などを展開するNTTソルマーレ モバイル事業本部 小林克之氏に聞いた。 漫画をデータ化した"ケータイ漫画" ケータイ漫画とは、漫画をデ
書籍化しても売れるケータイ小説 イラスト:3P3P ケータイ小説は公開されているので、誰でも無料で読める。にもかかわらず、人気の作品は書籍化しても売れるという。「本を購入しているのは、半分がケータイで読んでいた人で、残りは本から入った人です。もちろんケータイでしか読まない人もいますが、手元に形として残しておきたい、宝物みたいに本棚に置きたいという人たちが多いようです」。ケータイ小説サイト「野いちご」編集部 編集長の松島氏は、ケータイ小説の書籍版が売れた理由をそう分析する。読者は携帯電話のパケット料金定額サービスに加入しているケースが多いが、中にはパケット代がかかるので、書籍のほうが安くなると書籍版を買い求める人も多いそうだ。 松島氏は、「ケータイ小説の分野には男性はあまり入ってこないのではないか」と思っている。ケータイの活用頻度は女性が圧倒的に高いからだ。最近は主婦がケータイ小説の面白さに
種類が増えつつあるケータイ小説 イラスト:3P3P ケータイ小説は、メールのような口語体の文章が、リアルで身近に感じられると言われている。「『普通の小説では情景描写があるのにケータイ小説はほとんどない』とか、『会話で話が続いていて表現が稚拙』という言われ方をしていることが多いです。しかし、最近は一概にそう言いきれなくなってきています。ケータイ小説の中でも色々な種類のものが出てきているのです」と松島氏(ケータイ小説サイト「野いちご」編集部編集長)は最近のケータイ小説の評価に異を唱える。 作家によっては情景描写を書いている人もいるし、表現にこだわっている人も出てきているという。『天使がくれたもの』の著者Chaco氏(前編参照)などは、最初は何も分からず思うままに書いたため、シナリオのような描写のない文章だったが、最新作になると改行があまりなくなり、一般文芸作品に近くなっているそうだ。また、ケー
イラスト:3P3P Amazon.co.jpのケータイ小説のレビューを見たことはあるだろうか。たとえば、2007年に新垣結衣主演で映画化された『恋空』の原作『恋空 ―切ナイ恋物語・上巻』(美嘉 著)には、1,200件以上のレビューがついている。評価を見ると、そのうち約220件が"星5つ"、1,000件近くが"星1つ"と、極端な割れ方を見せる。"星5つ"の人たちは10代のファンが多いらしく、「感動した」「泣いた」という感想が多い。しかし、"星1つ"の人たちはオトナ世代が多いようで、「文章が拙い」「中身がない」などのかなりの酷評が目立つ。 しかし同時に、トーハンの調査によると、2006年(平成18年)の書籍文芸部門売り上げトップ10のうち3つをケータイ小説が占めたという事実もある。良くも悪くも、ケータイ小説が注目されていることは間違いない。ケータイ小説がウケた理由とは何なのか? 『恋空』などの
ケータイのことも、ケータイ世代のこともわからない。オトナ世代からタメ息と共にそんな声が聞かれる。「なぜわざわざインターネットをケータイで……」「なぜ文字を打ちづらいケータイで……」。一見、ケータイに依存しているようにも見える若者世代は、普段どんなコンテンツをどんなふうに使っているのか。どんなコミュニケーションの取り方をしているのか。サービス事業者や利用者の声を交えながら、いまどきの"ケータイでネットをするのは当たり前"な若者たちのケータイ事情に迫っていきたい。 PC世代とケータイネット世代の違いとは イラスト:3P3P 読者の皆さんは、ケータイのどんな機能を使っているだろうか。通話、メール、電車の乗り換え検索、SNSの閲覧や日記の更新、ワンセグ、ゲーム……。せいぜいこのくらいではないだろうか。ある限定的な処理をこなす道具としてケータイを使っている印象だ。しかし、同じ質問に対し、10代の若者
無料ホームページ作成サービス「魔法のiらんど」から、多くの“ケータイ小説”が生まれてきた。ケータイ小説という文化はどのようなものか? 従来の小説との違いは何か? なぜ、子どもたちにウケているのか? 同社の安心安全インターネット向上推進室室長である鎌田真樹子氏と管理本部人事総務部の野口恵氏に聞いた。 ● ケータイ小説利用者の大半は女性 魔法のiらんどのブック機能にアップされているケータイ小説は、100万タイトルにもなる。そのうち70冊が書籍化し、総計1300万部を売り上げている。ケータイ小説の利用者は圧倒的に女性の割合が高く、書籍化した作品の作者もほとんどが女性だ。書籍化したのは20代の作品が多いが、最近は10代の作者も増えている。 ケータイ小説の中でもダントツに人気なのが、映画化・テレビドラマ化もされた美嘉作「恋空」だ。「『恋空』から入ってくる人も多かったですね。『(魔法のiらんどを)出版
「魔法のiらんど」は、月間ページビューが35億PV、利用者数600万人にもなる、10代少女に人気の無料ホームページ作成サービスだ。携帯電話からもパソコンからも利用できるが、携帯電話からの利用の方が7~8割と圧倒的に多い。最近は“ケータイ小説”ブームの立役者として知られている。映画やテレビドラマにもなった美嘉作「恋空」のほか、メイ作「赤い糸」、Chaco作「天使がくれたもの」など、同サイトに掲載されて書籍化、大ヒットした作品は数多くある。 魔法のiらんどには、サイト内を巡回し、啓発活動や警告・削除などを行うサイト監視制度「アイポリス」がある。アイポリスはなぜできたのか? どうすれば子どもたちの安全は守れるのか? また、ケータイ小説という独特の文化と子どもたちがケータイ小説を支持する理由について、同社の安心安全インターネット向上推進室室長の鎌田真樹子氏と管理本部人事総務部の野口恵氏に聞いた。
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 現在発生している「いじめ」の半数以上が、「ネットいじめ」ではないかという指摘があるのをご存じですか? 「ネットいじめ」とは、インターネットや携帯電話などを濫用するイジメを総称する言葉です。多くはネットワークの匿名性に隠れながら、被害者に永続的な悪影響を及ぼし続けるという意味で、大変悪質、かつ犯罪的です。 「ネットいじめ」は「情報の環境問題」ないし高度情報化社会でCSR(企業の社会的責任)を考えるうえで、最も切実な問題の1つを私たちに問いかけていると思います。 大変残念なことですが、21世紀に入って進展したブロードバンド化に伴って、文字テキストのみならず、静止画音声動画メディアも使った「ネットいじめ」が横行するようになってしまいました。 200
米Microsoft Corp.のCorporate Vice President Education Products & Solutions Technology Policy & Strategyを担当するAnoop Gupta氏は2007年9月13日,「イノベーションへのチャレンジ 産学連携がITを加速する」と題した特別講演を行った。大学見本市「イノベーション・ジャパン2007」(2007年9月12~14日,東京国際フォーラム)において同社が開催する,「Microsoft Innovation Award 2007」の表彰式でのことである。Gupta氏はかつて同社Bil Gates会長の技術補佐を務めた。現在では,同社の技術戦略などを担当する。Gupta氏は講演の中で,イノベーションを維持,持続していくためには研究所を離れ,教育や環境,製造分野といった実際の社会の要望に焦点を当てて
【特命助手サイトーの前説】 前回の記事には予想以上の反響をいただきありがとうございました。広田先生ともどもビックリしています。先生は、これまでネットでの発言は控えていたので、読者の皆様からの反応の速さにも驚かれたようです。 頂戴したコメントは、もちろんすべて拝読しております。現役の先生方の声がとても多かったのが印象的でした。また、反対意見や疑問を戴いたコメントもとても勉強になります。印刷したコメントに蛍光ペンを引きながら、「ここはもっと掘り下げて説明したほうがいいな」「この反論は面白い。広田先生はどう考えるかな」などと助手は考えております。統計資料では得られない「生の声」に触れられたことは、大きな収穫でした。 一つひとつのコメントにお答えすることはできませんが、皆様からいただいたテーマ、論点、疑問点は、連載を通じて、さらに考えを深めていく所存です。 1点だけ事実関係の補足をしておきます。「
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