福島県と山形県にまたがる吾妻山で、8日夜から火山性地震が増加し、気象庁は、火山活動に高まりが見られるとして、今後の情報に注意するよう呼びかけています。 吾妻山では、ことし7月22日に地下のマグマや火山ガスなどの動きを示すとされる火山性微動が発生して以降、「浄土平」の観測点では山の火口方向が膨らむ地盤の変動が続いています。 気象庁によりますと、9日は天候が悪く、監視カメラで「大穴火口」や周辺の状況を確認できないということで、天候の回復を待って現地調査を行うことにしています。 気象庁は「活火山であることに留意」を示す噴火警戒レベル1を継続し、火山ガスなどの突発的な噴出に十分注意するとともに、火山活動に高まりが見られるとして、今後の情報に注意するよう呼びかけています。