先月だかの金城さん(id:simpleA)の「わいわい」の席で、誰からだったか「『私塾のすすめ』ってどこが面白いんですか?」と尋ねられた。そのときにはすでにエビスビール2パイントを飲み、酔っぱらい方面に移行途中だったので、「うーん」とかなんとか言ったきりで、情けないことに何も答えられなかった。そこで、そのことに関して一言。 さまざまな情報の流れをリアルタイムで広く見渡せる時代が到来し、あらゆる分野で一人の勝者と数え切れない敗者が誕生する時代が到来したのが今の世の中。例えば、美術作品に関しmmpoloさん(id:mmpolo)は一握りの人気作家の作品ばかりが値上がりする現象を何度か話題にしているが、投機的な性格がそもそも強く、主観がものを言うアートの世界とインターネット・エコノミーが結びついた先に起こった現象ということだろう。アートだけでなく、さまざまな領域で、似たような状況が生まれている。