中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日のLearning barで金井先生がご紹介してくださった、「ラインホルト=ニーバーの祈り」という短い言葉が、僕の心に、刺さっております。 変えられるものを変える勇気と 変えられないものを受け容れる心の静けさと 両者を見分ける叡智 嗚呼、そういうものが自分にもあればと思います。ひとつひとつの項目に関して、内省をしてみれば、皆、思い当たるところがあるのではないでしょうか。 変えられるものを変えずに沈黙すること 変えられないものに葛藤し、苛立つこと 両者に翻弄されること 自戒をこめて言いますが、いかに世の中には、こういうことが多いか。 「勇気」と「心の静けさ」と「叡智」・・・私には足りないものです。 --- ちなみ
今回取り上げる「ちゑや」は、社員同士が部署や肩書きを越えて活発にコミュニケーションができる非公式の場でありながら、会社の組織として存在するユニークな活動です。自主運営時代からの経緯と現在の「ちゑや」の活動内容について、同社事業戦略支援ユニットグループマネージャーの中村繁さんと、同ユニットの中嶋由美さんにお話をお伺いしました。 有志の集まりが、事業戦略支援ユニットの一部門へ 事業の発展と共に組織が拡大し、従業員数が増えることは会社としては喜ばしいことですが、一方で組織が大きくなればなるほどお互いの顔を知らない、あるいは、知っていたとしても業務に関わる人以外とコミュニケーションを図る機会は減少して行きます。現在、従業員数1800名を有する転職エージェントの同社でも、同様の悩みを抱えていました。 2006年当時、営業企画担当者であった中村さんが、「コミュニケーションが取りにくい」という居心地の悪
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