会社が広告等で用いるイラストやデザインの制作は、下請、孫請、さらにそこから外注・・・といった複雑な契約関係の下で行われることが多い。 それゆえに、制作過程の権利関係をめぐって細かいトラブルが起きることは日常茶飯事だったりもするのだが、元々広告代理店の業界が「裁判沙汰」を忌み嫌っている上に、大企業関係の広告に関しては、某大手広告代理店の“見えない力(苦笑)”が大抵のトラブルを片付けてしまっていることもあって、このようなトラブルが実際に判決となって我々の前に姿を現すのは稀だと言えるだろう。 これからご紹介する判決は、そんなトラブルが不幸にも表面化してしまった稀有な事例といえる。 広告主との関係において広告代理店が何に気をつけないといけないのか、広告主がしてはいけないことは何か、そういった問題を考える上での貴重な素材としてご参照いただければ幸いである。 東京地判平成20年4月18日(H18(ワ)
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