1月18日から2月1日にかけての2週間は、春モデルの発表や、第3四半期決算が相次いだ。昨年までの実績をまとめるとともに、それに基づき、通信業界最大の商戦期で天王山とも呼ばれる3月に向けた各種施策を披露したのが、この2週間のハイライトと言えるだろう。今回は、ドコモの春モデルや、KDDIの「INFOBAR A02」に焦点を当て、それぞれの戦略を読み解いていきたい。 【拡大画像や他の画像】 ●フルHDスマホを4機種そろえたドコモ、端末数は絞り込みの方向に NTTドコモは、1月22日に春モデルの新製品発表会を開催した。ここで新たにお披露目されたのは、スマートフォン計8機種。タブレット2機種、モバイルWi-Fiルーター1機種も春モデルにラインアップされている。 同社の代表取締役社長、加藤薫氏が「高精細、高速通信、高速処理」と特徴を語ったように、ラインアップの目玉は4機種取りそろえた、5インチ