最後の晩餐(夕食) この日は、メインは今まで刺身になって出てきた魚のあらやキノコををホットプレートで焼いたもの。宿主の食べ物をおろそかにしない心を感じる。 珍しかったのは、ゲンゲの吸い物。身がことのほか柔らかく口に入れると溶けるようだ。調べてみると富山だとか日本海側でほかの魚を獲る網にかかっているような魚で深海魚だそうだ。目的外の魚なので、安く手に入ったりするので 漢字で「下の下」と充てられたり、珍しいというので「幻魚」と表わされている。 プルプルするので、やはりコラーゲンがたっぷりなのだろう。 「霧多布里(きりたっぷり)」の前景 (後ろ側が海) 翌朝もやっぱり曇っていた。 民宿の建物の前で宿泊者の記念撮影をすることにしているので、「嫌でなかったら看板の横に立ってほしい」と言われ、口角を上げて撮ってもらった。 私が泊まっていた部屋は玄関の真上の部屋。入口のドアに「くちばし美人」という名札が