健康な生活を送るためには、規則正しい運動や睡眠、食事が欠かせない。生活リズムの乱れは、糖尿病などの生活習慣病や肥満の原因にもなる。 ヒトが生きていく上でもっとも重要な行為の1つである「食事」。北海道大学の山仲勇二郎氏と本間研一北海道大学名誉准教授の研究グループにより、ヒトの生活リズムに対する食事スケジュールの影響が明らかに。 外部からの光や時刻に関する情報を完全に取り除いた「時間隔離実験室」という実験室内で、1日1回決められた時刻に食事を摂ると、自由に食事を摂った場合と比較して、光により調節される睡眠ホルモンや体温のリズムには影響しないが睡眠と覚醒のタイミング(睡眠覚醒リズム)が整うことがわかった。 今回は、北海道大学の山仲勇二郎准教授に、実験内容の詳細や規則正しい生活を送るために有効な食事法、生活習慣について話を伺った。 専門は時間生物学。運動と生体リズムとの関係に注目し、2004年に北