LINEは4月28日、エンジニアを対象とした初の大規模技術カンファレンスとなる「LINE DEVELOPER DAY_2015 Tokyo」を、渋谷・ヒカリエホールにて開催した。本稿では、同イベントの午前中最後のセッション「A-4: LINE Platform Development Chronicle」についてレポートする。 同セッションでは、同社 開発1センター LINE開発1室所属のTom Tsuruhara氏が、「LINEメッセージング基盤の進化」「LINE流マイクロサービス」という二つのテーマをもとに、LINEのプラットフォームを支えるアーキテクチャや組織、文化について解説した。 LINEメッセージング基盤の進化 2011年6月にスマホ用チャットアプリとしてスタートしたLINEのアーキテクチャは当初、至ってシンプルで一般的なものだった。