パナマ・エレーラ県の農場で播種する人(2015年11月25日、本文とは関係ありません)。(c)AFP/RODRIGO ARANGUA 【11月22日 AFP】太平洋の島国フィジーで、植物の種を植えて施肥をする、いわば「ミニチュア農場主」のようなアリが発見された。研究論文が21日、発表された。アリが「育てる」植物は6種類以上に上るとみられるという。 英科学誌「ネイチャー・プランツ(Nature Plants)」に論文を発表した独ミュンヘン大学(University of Munich)の研究チームによると、アリが食用の菌類を育てることはこれまでの研究で観察されていたが、植物を栽培することを示したのは、今回の研究が初めてだという。 「Philidris nagasau」という学名で知られるこのアリは、アカネ科スクアメラリア(Squamellaria)属の植物6種類の種を採集し、木の割れ目を見つ
