保育園の問題がこのところ巻き起こっている。2月の「保育園落ちた日本死ね」の匿名ブログがきっかけとなり、3月には国会での議論に広がった一方で、4月には市川市で保育園開設が反対運動で中止に至った。 私は、保育園は首都圏で圧倒的に不足しているので、開設計画は無条件で賛成すべきだ、という立場だ。いくらなんでも「日本死ね」はないだろう、と言う人には、そう言いたくなるくらい保育園は足りないのだと言いたい。 ちなみに私は50代で子どもたちは大学生と高校生。とうに保育時代は終えており、そもそも妻は専業主婦で保育園ではなく幼稚園に通わせた。そんな私がなぜ一方的に子育て世代の肩を持つようなことを主張するのか。そのことの説明を通じて、保育園問題に共感できない人に少しでも状況を理解してもらえないものか。この原稿はそんな思いで書いている。