ふと、ADHD当事者のリアルな感覚を表現したいと思った。 物心ついた頃から現在までのことを(ボカしやフェイクを入れつつ)時系列で書かせていただく。 N=1の話で恐縮だが、読者には少しでもADHDについて知って欲しいし、それにより社会の分断がなくなって欲しいと思う。 と、ここまで書いて思ったのだが、私は数日前よりADHDの治療薬を断薬しており、マトモに「書く」ことができないことに気がついた。数日ぶりに薬を飲むこととする。 1.〜小学生およそ30年前、共に高卒の両親から長男として産まれた。 母親は専業主婦だったり、少しパートをしたりしていた。 父親について覚えているのは、しょっちゅう会社を辞めてしまうということだ。それも突然に。 故に、夫婦喧嘩が絶えない家庭だった。 何かが(主にカネ)キッカケで口論となる。 不貞寝する父親。怒り狂う母親。 暴力を振るう父親。実家に電話しようとする母親。 電話線