【ワシントン=黒瀬悦成】ワシントン市内のホロコースト博物館で10日午後(日本時間11日未明)、銃を持った男が侵入し警備員に発砲した。 警備員は病院に運ばれたが間もなく死亡。発砲した男も別の警備員に頭を撃たれ重体となっている。 米メディアの報道では、男はメリーランド州在住の白人至上主義活動家、ジェームズ・フォン・ブラン容疑者(88)。猟銃またはライフル銃を使い、犯行当時、南北戦争で黒人奴隷制を支持した南軍の帽子をかぶっていたという。 ブラン容疑者が運営するウェブサイトによると、同容疑者は第二次大戦で魚雷艇の艇長として従軍。ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺はなかった、とするホロコースト否定論者で、1981年にはワシントンの米連邦準備制度理事会(FRB)ビルに銃を持って侵入し、禁固11年の判決を受けるなど、白人至上主義者としては比較的名前が知られていた。 現場は、ホワイトハウスから南へ約1キロ・
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