「小説家になろう」については過去何回か説明しているので、このブログを継続的に読まれているひとはご存知だと思う。初めてここを訪れた方のために説明しておくと、それは累計アクセス数、何億とも知れない巨大小説投稿サイトである。 その投稿作品数は実に何十万という数に登るわけだが、まあしょせんシロウトばかりであるわけで、あまり特別にうまいひとは見あたらない。もちろん、きっちり全体を眺め、それなりの文脈を押さえて読めれば、シロウトの作品といえどもおもしろいのだが、プロ作品のようなクオリティを期待することはお門違いというわけだ。 たしかになかには『魔法科高校の劣等生』の佐島勤や『ログ・ホライズン』の橙乃ままれといった、プロ並みの実力と才能のもち主が奇跡的に混ざっていたりもするのだが、そういうひとはやはりすぐにプロになってしまう。