(CNN) スイス・ベルン州の動物園が、親グマに育児放棄されたため殺処分した子グマを剥製(はくせい)にして展示すると発表し、物議をかもしている。 動物園の動物の扱いを巡っては、デンマークでもキリン1頭とライオン4頭が相次いで処分され、批判が殺到していた。 スイスの動物園で処分された子グマは、母グマの「マーシャ」と父グマの「ミーシャ」の間に生まれた。しかし一緒に生まれた兄弟グマがミーシャにかみ殺され、この子グマも殺される恐れがあったという。 動物園は当初、クマたちの自然な行動には干渉しない方針だった。しかしこの子グマはマーシャにも育児放棄され、ミーシャに襲われるようになったことから、動物園は4月、殺処分した方が子グマのためになると判断したという。 さらに今週になって、凍結保存していた子グマの死骸を解凍し、剥製にするため専門家に引き渡したと発表した。理由については「自然は残酷でもある」という現