本稿の目的 プログラミング言語の進化について考察する 事例としてはLISPの方言を採用する 前提 本稿における進化 進化の定義 形質が世代を経る中で変化していく現象 進化=発展という解釈はしない 各言語の初期の設計を中心に分析を試みる 以下は次回以降の課題とする 各言語のバージョンアップに伴う進化 ライブラリの進化 開発環境の進化 言語使用者の文化の進化 ただし、処理系の進化については適宜触れる LISPを取り上げる理由 1958年に初めて設計され、高水準言語では2番目の歴史を持つ 1番目はFORTRAN 多数の方言を持つ 今なお、現役で利用されている 方言採用基準 積極的に使用されている 特徴的な構文を持つ 今回取り上げる方言 Scheme Common Lisp Clojure LFE(Lisp Flavored Erlang) Hy 今回取り上げない方言 Emacs Lisp 特徴的