Williamson-Dickie Japanの松岡洋平副社長は2014年3月11日、東京・品川で開催中の「ガートナー エンタープライズ・アプリケーション&アーキテクチャ サミット2014」で、クラウドERPを短期導入した経緯や効果について講演した(写真)。講演では予算内で短期間に基幹システムを導入するための4つの「ツボ」を明かした。 同社はカジュアルアパレルブランド「ディッキーズ」の日本法人。2011年7月に設立し、2012年1月1日に国内での事業を開始した。日本法人を立ち上げる際、基幹業務システムとして導入したのが、アイ・ピー・エスが提供するSAP ERPのクラウドサービス「CloudOne」だ。 松岡氏がこだわったのは「とにかく最短で導入すること」。半年後に控えた初回出荷に間に合わせるべく、素早くシステムを立ち上げる必要に迫られていた。 システム導入では一つの大前提と三つのコンセプト