「集中力」に関して、僕ほど悩み続けてきた人間はそういないだろう。 受験勉強をしていた頃。 ペンを握って勉強しているつもりが、いつの間にかナニを握ってシゴいているなんてことは日常茶飯事だった。 センター模試のマークシートを塗りつぶしていたはずなのに、塗りつぶされたモザイクを取り除くことに夢中になっていた、なんてこともある。 大学入試の二次試験前日。 万全の体制を期すために、受験大学近くのホテルを取り、カバンには大量の復習用の問題集を格納。 「前日の復習こそが大切だ」と自分を鼓舞しホテルの机に向かおうとするものの、いつの間にかホテルのテレビに大人のビデオカードを差し込み、二次試験前日にひたすらセクシー女優名を復習してしまう、という愚行に走ったこともある。 集中力は生産性を大きく左右する。 どんな人間にも一日は等しく24時間で、1時間あたりの生産性を高めることは、人生の充実に直結するだろう。 僕