メディアラボのディレクターが、 技術革新が生まれる可能性は、企業の役員室や起業家のガレージより、家庭のリビングルームからの方が高くなると話す。 と発言したとの記事「技術革新は消費者から--MITメディアラボ新ディレクターが語る未来」が掲載されている。 昨年末に同じくMIT教授のヒッペル教授の「民主化するイノベーションの時代」を読んで以来周辺領域に目を向けてあれこれ思案している。 相変わらず話は閉じておらず、途中段階なのであるが少しまとめてみたい。流れとして、ギークからリードユーザー、更にはもう少し一般ユーザーの方までイノベーションの基点が広がっていくのではという仮定としている。 アルファギークからリードユーザーへ まず、ヒッペル教授のフレームが提示しているものについて少し。 非常に簡単にまとめてしまうと、 1)新しいニーズはユーザーの手元、しかもちょっと尖ったユーザーの手元から生まれる