某出版社にて、翻訳書編集、法務をへて翻訳権輸出に関わる冨田健太郎が、毎月気になる海外の出版事情を紹介する「斜めから見た海外出版トピックス」。 今回は8月に亡くなった文芸エージェント、マイクル・シッソンズの生涯とともに、文芸エージェントの仕事に迫ります。 第16回 文芸エージェント界のゴッドファーザー 今年(2018年)8月、英国の文芸エージェント、マイクル・シッソンズが亡くなりました。 エージェント界の「ゴッドファーザー」と呼ばれていたという人物ですが、彼について触れる前に、まずは「文芸エージェント(Literary Agent)」とはなにか、からお話ししましょう。 ▼文芸エージェントとは 本を出版する場合、日本では出版社が著者に直接アプローチするのがふつうかと思いますが、海外ではそこに文芸エージェントが介在するのが一般的です。 エージェントは、19世紀後半に英国で誕生したと言われています
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