リニア中央新幹線について「諏訪・伊那谷を通る(B)ルートがよい」と考える県民は41・3%と、「南アルプスを貫く(C)ルート」の21・7%を上回る-。県世論調査協会が今月2-4日に行った県政に関する県民世論調査(1000人対象)で、こんな結果がまとまった。一方で地域による回答の差も大きく、飯田市ではCルートを望む声がBを引き離している。 リニア新幹線をめぐっては、2025年に首都圏-中京圏間の開業を目指すJR東海が、建設費や輸送時間の面で優位としてCルートを主張。長野県などは、一貫してBルートでの早期実現を求めており、調整が大きな課題となっている。 調査では、ほかに「木曽谷を通る(A)ルートがよい」が8・9%。「なんともいえない・わからない」も28・1%あり、判断しかねている県民も少なくないようだ。 地域別では、岡谷、諏訪、茅野の諏訪地方3市(回答数62人)でBルートが61・3%と、C