警察庁は22日、2011年版の警察白書を公表した。2010年の摘発件数が過去最高となったサイバー犯罪を特集。「フィッシング」など現行法が想定していなかった新たな手口を警戒するとともに、匿名性を背景にしたサイバー空間のモラル低下に懸念を示した。白書が強調したのは、電子メールに記載したアドレスから銀行やネットショッピングを装った偽のサイトに誘導し、IDやパスワードなどの個人情報を入手する「フィッシ
東京・秋葉原で2008年6月、7人を殺害し10人を負傷させた無差別殺傷事件で、殺人などの罪に問われた元派遣社員・加藤智大被告(27)の第21回公判が14日、東京地裁であり、被告の精神鑑定を担当した精神科医が検察側証人として出廷した。18回、計約44時間にわたった面接で被告が見せた心の内を、医師としての分析を交えて明らかにした。 精神鑑定は起訴前の3カ月間実施され、面接や心理テストなどをもとに「犯行当時、被告に精神疾患はなかった」との結論が出ている。 加藤被告はこれまで、事件の動機について「ネット掲示板上の(自分への)成りすましなどの嫌がらせをやめて欲しいとアピールしたかった」と語ってきた。検察側からこの点を「動機と犯行に飛躍があるのでは」と問われると、医師は「飛躍はあるが、それなりに筋が通っていて理解は可能だ」と説明。被告が面接で、たとえ話として、大リーグのイチロー選手に成りすました偽
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