東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所(2011年3月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/AIR PHOTO SERVICE 【5月9日 AFP】日雇い労働者が集まる大阪市西成区のあいりん地区で、宮城県のトラック運転手の求人に応募して採用された男性が、実際には東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所での作業に従事していたことが明らかになった。西成労働福祉センターの星野智(Satoshi Hoshino)氏が9日、AFPの取材に答えた。 男性は60代で、東日本大震災後に、日当1万2000円で30日間の宮城県での10トンダンプ運転手の求人に応募し、採用されていた。 だが、男性が新たな職場に着いてみると、そこは福島第1原発だったという。男性はマスクや防護服を渡され、福島第1原発5号機と6号機に冷却水を供給するため、ポンプ車にホースをつなげる作業をまかされた。 最初の業務が終わった後、男性