オーストリア・ウィーン(Vienna)で開幕した国際原子力機関(IAEA)閣僚級会合に出席する天野之弥(Yukiya Amano)事務局長(左、2011年6月20日撮影)。(c)AFP/DIETER NAGL 【6月20日 AFP】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥(Yukiya Amano)事務局長は20日、ウィーン(Vienna)で開幕したIAEA閣僚級会合の冒頭で演説し、東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所事故により「原子力エネルギーへの人びとの信頼は深く揺らいだ」と述べた。 また、天野事務局長は「今後数日、世界がわれわれを注視するだろう」と述べ、「原子力エネルギーは多くの国々にとってこれからも重要でありつづける」と付け加えた。 「原子力事象に国境は意味を持たない。だからこそ原子力の安全のためには国際的な対策が不可欠なのだ」「これまで通り、というのは選択肢には無い」(天野事務
