以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The housing crisis considered as an income crisis」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic パラドックスがある。1970年、平均的な米国人が住宅を購入するのは比較的容易だった。当時の平均的な住宅価格は、平均所得の5.9倍だった。2024年の現在、多くの米国人にとって住宅購入は事実上不可能になった。ところが住宅価格は、やはり平均所得の5.9倍なのだ。 首をかしげたくなる話だ。本当に、平均的な米国の住宅は1970年と変わらず、平均的な米国の所得者に手の届く価格なのだろうか。ブレア・フィックスの最新のオープンアクセス研究レポート「米国の住宅危機:不足ではなく収奪」によれば、これは紛れもない事実だという。 https://economicsfromthetopdown.com/2024/10/23