オープンソースのWindows互換レイヤ「Wine」もついにリリース候補の段階に達し、大きな問題が無ければ来月正式リリースされる予定である。アルファ版のころから追いかけていた者としては感慨深いものがある。 Mike Kronenberg氏が配布しているDarwine 1.0-rc1をインストールしてみた。 Googleの資金援助もあってか、最近のWineはかなり互換性が向上しており、Photoshop CS2(体験版)なども動作するようになった。Darwineに同梱されているTRiX(winetricksのフロントエンド)を使って.NET Framework 2.0をインストールすれば SharpChess のような.Netアプリケーションも動作する。まだ若干の問題はあるようだが、おいおい解決するだろう。正式版のリリースが楽しみである。