最近、自動車メーカー各社が、スポーツカーのエンジン音を車内に響かせる技術を競っている。電気も使うハイブリッド車(HV)の普及で静かな車が増えるなか、騒音をまき散らさないようにしながら、運転のだいご味でもあるエンジン音をドライバーに楽しんでもらう工夫だ。 栃木県にあるホンダのテストコース。10月に売り出す「CR―Z」の開発責任者、鳥飼輝一さん(55)がアクセルを踏み込んだ。ブーン。車内に響くエンジン音が大きく、高くなっていった。 ひとしきり走ると、鳥飼さんがカーナビ画面を操作し、何かの機能をオンにした。再びアクセルを踏み込み、加速。ブワォーン。音が違う。 低音域のくぐもって感じた音が消え、代わりに太く力強い音がよりクリアに立ち上がってくる。最初の走行時は、色んな音が一緒に響く印象だったが、次の走行では雑音が整理され、いわゆる「エンジンらしい音」が強調されているように感じた。 これが、新型車で
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