Linuxでソフトウェアをインストールする場合、方法は2種類あります(厳密には3種類)。ひとつはソースパッケージからビルドする方法、もうひとつは、RPMパッケージからインストールする方法です。ソースからビルドする場合、自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできる反面、豊富な知識をもっていないとトラブルシューティングが非常に困難で、敷居が高くなります。RPM(Redhat Package Manager)パッケージでは、rpmというコマンドを使用することで、複雑で難解な部分を全て自動化してくれます。ソフトウェアのインストール、アップグレードなどを簡単に行うことができ、その他にも「問い合わせ」「検証」「署名」などの機能も提供してくれます。ここではその便利なrpmコマンドについて解説していきます。 ■RPMパッケージの新規インストール「-ivh」 rpmパッケージを新規インストールするには「-i